壁@思ったとおりの入力ができない ( No.1 ) |
- 日時: 2004/07/24 01:11
- 名前: 管理人
- エクセルのセルには単に、数値だけでなく、金額や日付などのさまざまな種類のデータを入力します。
通貨記号をつけたり、日付をスラッシュで区切ったりしてなんとなく入力できているかもしれません。 しかし、思ったように表示されないときがあります。
それは、エクセルのセルに表示されているのは、たんに記録されたデータでなく、データをどんなふうに表示するかと言う「表示形式」を組み合わせた結果だからです。
エクセルはまず、キーボードから入力されたデータを解析し、「数値」か「日付」か「文字列」かなどの判断をし、さらに判断にあわせて形式を設定し表示すると言う複雑なことを行っています。 しかし、ユーザーが入力するあらゆるパターンを正しく判断してくれるわけではありません。 そのためいろいろのことがおこるわけです。 例えば下記のようなことがおこります。
<症状> 例1.セルに商品コードとして、「05−01」と入力したのに、「五月1日」となる。 例2.セルに番号として、「(1)」と入力したのに、「−1」となる。 例3.セルに、「109.00」と入力したのに、「109」となる。
<原因> 例1の場合は、エクセルが入力された「05−01」を勝手に日付と判断し、「2004/05/01」と言うデータとして記録されたためです。
<対策> このように自分が思い描く結果と違う場合は、セルの「表示形式」を設定することで解決できます。
例1の場合は、セルの「表示形式」を文字列にし、「05−01」と入力すれば、入力された通り表示される。 例2の場合は、セルの「表示形式」を文字列にし、「(1)」と入力すれば、入力された通り表示される。 例3の場合は、セルの「表示形式」を数値にし、少数点以下の桁数を「2」とすれば「109.00」と入力すれば、入力された通り表示される。
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壁@思ったとおりの入力ができない2 ( No.2 ) |
- 日時: 2004/07/24 01:11
- 名前: 管理人
- また、表に数値を入力したはずなのに、計算にも、グラフにも使えないことがあります。
これは、簡単な理由です。セルに数値を入力をしたつもりが文字列として入力してしまっていたためです。
例えば、数値として単価をセルに入力したとき、「1200」、または「¥1200」と言うふうに入力すれば問題はないのですが、「1200円」と言うふうに入力してしまうと、そのセルは文字列としてデータを登録してしまい、そのセルは計算には使えなくなるのです。
<対策> 数値として、そのセルを利用するが、「1200円」とかいう風に表示させたいなら、表示形式を変えることで対応します。 この場合では、表示形式のユーザー定義に新しく「G/標準円」を作り「1200円」と表示させる。
<ユーザー定義で使われる記号の意味> 記号 # 意味−>数字1桁。余分な0は表示しない。 表示形式の例ー>###0 セルに入っているデーター>12345 表示結果の例ー>12345
0 意味−>数字1桁。余分な0も含めて必ず数字を表示。 表示形式の例ー>0000 セルに入っているデーター>123 表示結果の例ー>0123
, 意味−>3桁ごとにカンマで区切る。 表示形式の例ー>#,##0 セルに入っているデーター>12345 表示結果の例ー>12,345
, 意味−>書式設定の末尾に「,」があると千の位以上を表示、百の位で四捨五入。 表示形式の例ー>#, セルに入っているデーター>10000 表示結果の例ー>10 ,, 意味−>書式設定の末尾に「,,」があると百万の位以上を表示、十万の位で四捨五入。 表示形式の例ー>#,, セルに入っているデーター>2000000 表示結果の例ー>2 ”文字” 意味−>ダブルクォーテーション内の文字そのものを表示。 表示形式の例ー>#,”千円” セルに入っているデーター>10000 表示結果の例ー>10千円
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